中禅寺湖でレイクトラウトを釣る(2018年第四戦)

それにしても中禅寺湖は美しい。朝はもやがかかり神秘的な景色が楽しめる湖だ。

日本で一番釣れない湖と言われたこともある中禅寺湖。

釣れる人と釣れない人の差が激しい湖といわれる中禅寺湖。

実際に私もレイクトラウトを追いかけて、6連敗。 7度目の挑戦でようやくレイクトラウトを釣ることができた。

なぜこうまでレイクトラウトにこだわるかといえば、それは日本で中禅寺湖しかいない魚であり、1mオーバーを狙えるトラウトとしては北海道のイトウと中禅寺湖のレイクトラウトしかないからである。

幻と言われた野生の大物イトウを釣り、いよいよ次はレイクトラウトだ。

群馬県の赤城に別荘を買ったのも、中禅寺湖へのアクセスがいいからである。

そして、中禅寺湖でレイクトラウトを釣るために、ヤマハボート教室に通いボートの免許まで取った。

えらく長い道のりであった。トラウト釣りでは大概のことを経験してきたので、もうやったことがない釣りは、レイクトラウトくらいしかなかったので、力も入る。

ここまで来るのに時間もお金もかかったが、今回は今までの不調が嘘のような好調ぶり。うまくいくときは得てしてあっけないものである。中禅寺湖はきっとストライクゾーンが狭い湖なんだと思う。

ストライクゾーンが狭い分、当たるとかなり当たる湖のような気がする。

実際今回釣れたのは、一匹だけだったが、あたりは1時間半の間に5回もあった。(あとで気が付いたのだが、フォール中の当たりを入れたら五回どころではなかった)

慣れた人なら、2,3匹は釣ったと思う。

一回の目の当たりは、ズーンっと竿が重くなり、「きた???」と思って、合わせてリールを巻くが途中でフックオフ。大物のレイクトラウトは顎の骨も堅い。これはいけると思い、すぐに次のキャスティング。
そして、すぐに当たる。今回は大きく合わせてしっかりフックオン。リールを巻いても巻いても魚は寄ってこない。元気な魚だ。ようやく上がってきたのがこの魚。

こちらが当日釣った、レイクトラウト55㎝。中禅寺湖のレイクトラウトとしては普通サイズのレイクトラウトだが、太っていて美しい魚である。2年かけて釣った魚をネットインさせ「やっと獲れた」と思わず本音。うまい人や運がいい人はすぐに釣れるのかもしれないが、私はここに来るまで6回足を運んでいたので、そんな言葉が出る。これで釣り方がわかったので、これから地の利を生かして中禅寺湖でバンバン釣ろうと思う。そして、次の目標である90㎝オーバーを釣るぞ。(その前にレイクトラウト70㎝オーバーも)本日の当たりルアーは真木ルアーのパールとピンクのモデル。 ご存知の通り真木ルアーはびっくりするくらい高く、1個のルアーで竿を一本買えるくらいだ。以前、ボート屋さんの店主の方が「高いルアーがなぜ売れるか。それは釣れるからです。安くても釣れるなら高いルアーをだれも買わないですよ。」と言っていたが、たまたまかわからないが、実際に高いルアーで釣れた。今後も試してみるが、今後も高いルアーで釣れるような気がする。

伸びてしまった針。ちなみに、1/0サイズの大型の針である。引きの強さは針の伸びっぷりを見ていただければわかると思う。なかなかの引きだった。苦労したこともあるが、聖地中禅寺湖での釣果はひとしおである。

今回初のレイクトラウトを釣ることができたので、次は70㎝オーバーを狙おう。

そして、フライでの釣果も狙おう。

今回釣った感覚はレイクトラウトは基本は底にいる魚という認識。沖レイクという言葉もあるとおり、沖に浮かんでいるレイクトラウトもいるにはいるが、やはり底にいるほうが圧倒的に多いのではないだろうか。そうであれば、ダウンリガーでフライを強制的に底に沈め、当たりを待つ釣り方がフライとしてはベストなのではないか。次回試してみよう。普通におかっぱりのフライキャスティングでレイクトラウトを釣ればいいのだが、初夏と秋のみしか狙えないことと、おかっぱりは縄張り争いというか、イライラしている釣り人がたまにいるので、そこで一緒に釣りたくないだけなのだけど。やっぱりフライマンは紳士でないとね。

さて、今回釣れたのは以下の二点が勝因だと思う。

1.4時から出船したこと。
この湖は夏は朝が釣れると思う。5時出船ではだめで、4時出船でポイントを探る時間を考えて、一番いい時間に釣りをしていることが重要だと思う。

2.新しい釣り方を採用したこと。
6連敗中はトローリングをやっていたが、ダメだった。今回は新しい釣り方を採用した。これが大当たりだった。
この釣り方をここで公開しようか迷ったがやめておくことにしよう。
私が発明したわけでもなく、前回の釣行で偶然他の人がやっているのを見つけて、それをマネしてやっただけなのだが、劇的に効果があった。
この釣り方が知られると、心無い釣り人が増えそうなので、やめておく。私が発明したわけでもないし。
以前から思うのだが、中禅寺湖は本気で釣りに来る人が多い。

なかなか取れない休みを使って、東京を深夜の1時に出発して4時から始める人が多いのか、気が立っている人が比較的多い気がする。
釣れる人と釣れない人の差が大きく、しかも釣れると大物の確率が高いので、釣れないとよりイライラするのであろう。

遊魚料も船代も高いので、ブラックバスのような状態にはならないと思うが、聖地中禅寺湖は聖地のままに。
たった一匹釣っただけで大げさな書き方をしたが、それくらい威力がある釣り方だった。この釣り方はシーズン関係なく、腕もあまり関係なく、シビアな時でも大物が釣れる釣り方だと思う。(魚探は必須。それがないと釣りにならないはず。魚がいるところが限られており、それが移動するので、船が有利であり、魚探がないとどこにいるかがわからない。そして中禅寺湖はびっくりするくらい広い。さらに言えば、アンカー使用禁止なので、風に流された船を移動させるために、エンジン付きのボートでないとつらい。ちなみに中禅寺湖はエンジンボートの免許がないと動力船は運転できない。オールシーズンで釣果を上げるにはハードルが高いのが中禅寺湖なのである)
ボート屋さんに聞くと、その日も含めてこの1週間全く釣れなかったそうだ。
当日はおそらく私と同じ釣り方をしている人(隣で釣っていた人)と私が釣れていた。私は1匹だったが、5回あたりがあった。(慣れていないので、途中でばれてしまったが)
今後も坊主のこともあるかもしれないが、この釣り方であれば、ほぼ毎回釣れるという確信がある。

さて、来週はTIEMCOさんのフィッシングスクールだ。
プロの先生にいろいろ教えてもらおう。