釣り人目線のレイクトラウトの生態

以下では、6年間で50回中禅寺湖のボートレイクジギング(オフショアレイクジギング)をした経験で感じたことをまとめました。あくまで私見としてご参考ください。※オフショアレイクジギングの視点で書いています。

<客観的なレイクトラウトの生態>

・1966年にカナダから中禅寺湖に移入
・2~3年で20~50cm程に成長し、その後ゆっくり成長し自然下で50歳以上生きる魚も確認されている
・最大級のイワナの仲間で海外では150㎝まで成長する例も。国内では108㎝が最大。日本ゲームフィッシュ協会の日本記録では9.85㎏体長97㎝。2023年も102㎝と97㎝が釣れているので、メーター越えを釣った方は日本記録に登録してみては。
・適正水温4~10℃。限界水温20℃程度とされている。
・水深18~50m辺りに生息。水温の高い夏には湖の深場へ移動し、水温の下がる晩秋から初春は比較的浅い沿岸に移動するとされている。
・エサは小魚や甲殻類や水生昆虫がメインだが動物プランクトンや海綿類なども食べるとされている。
・産卵期はカナダでは9~11月頃とされており、湖の砂利底などで産卵が行われる。
2~3歳魚で20~50cm程に成長し、寿命は長く、自然下で50年のものが知られている。

<中禅寺湖の年間水温と水深の関係>

中禅寺湖の水温(1m毎)。 測定場所:禁漁区境界線中央部 データ提供元:(研)国立環境研究所 野原精一氏
(引用:https://www.pref.tochigi.lg.jp/g65/documents/h28suionn.pdf

<釣り人目線のレイクトラウトの生態(私見)>

・4月:適正水温を考えれば、一部の方に信じられているレイクジギングのシーズンとされている7月8月は正確ではなく、ショアジギングのシーズンは4月から5月前半までと考える。中禅寺湖はボートは岸付近に寄せることが禁止されているので4月から5月上旬はやや釣りにくく、オフショアジギングのポイントがフランス大使館沖の水深20メートルに付近に限定されると考える。4月にオフショアジギングをしている人はほとんどいないが、4月はオフショアジギングでレイクトラウトは釣りやすい。水温も適正水温になっているため、私は釣りやすいと考える。実際はショアジギングでは4月は良く釣れている。しかし人間にとっては極寒である。

・5月6月:この時期は中禅寺湖のターンオーバー(水温の変化による上層部と深層部の水の入れ替えが発生するため、酸素が少なくなり、魚の活性が落ちることがあり、これに当たると釣れない。ターンオーバーの時期は年によって違う。

・7月8月の高水温時に水深20m付近を80㎝を超えるレイクトラウトの大群を魚探よく見かけるが、釣れることが稀である。推測であるが、高水温で夏バテ気味のレイクトラウトは、小魚を追いかけるのも面倒で、消化の良い藻類や動物プランクトンを食べるために、沿岸部を泳いでいるのではないかと推測する。それ故に魚探に映るのだが釣れないという状態になっていると考える。動物プランクトンを食べる時期と推測されるため、アジングのプランクトンパターンを何度か試したが、2022年9月時点でまだ実績を作れていない。成功すればレイクアジングパターンの確立と考えている。狙いは悪くないはず。この時期のレイクトラウトは基本的に夏バテ気味であるため、それを前提に釣る必要がある。釣り上げた場合は、なるべく早く水に戻してあげたほうが良いし、日差しで高温になったボートの上に魚を直置きするとやけどする恐れがあると考える。魚に触れる時は水で濡らして温度を下げるなどのしたほうが良いと思う。ノータッチリリースができる人はそのほうが好ましい。(とは思うがノータッチリリース警察みたいな人には閉口する)

・9月:他の湖でもそうだがトラウト系はこの時期に水温が下がり始めるため、活性が上がり、冬に備え食欲も増す。レイクトラウトの産卵時期の直前なので、食欲が上がっているのではと考えている。私の釣り方でも70オーバーはこの時期が多い。

・レイクトラウトも生き物なので、一年中何かを食べている。この時期が釣れるというのは釣り方次第と考える。時期によっては水深40mくらいが一番釣れることもある。釣り方を変えることで、ターンオーバーの時期を除いていつでも釣れるはずである。私はレイクトラウトの熟達者ではないが、6年間で50回通って釣りをした経験でこのように感じている。私見は私見なのでその前提で参考にしていただければ。

最近は中禅寺湖でメーター超えのレイクトラウトを追いかけてます。