10月の中旬に忠類川に釣りに行ってきました。
結果は1日目 雪 氷点下、一度もあたりなしの坊主。二日目は、あたりが多いですが、釣れたのは2匹といった状況でした。
サケ釣りは今回で3回目で、ダブルハンドもできない、シングルハンドでのフライフィッシングで経験した釣り方をまとめてみます。是非ご参考ください。
今回の仕掛けは以下の通りです。
・K-Bullet Switch #5-6 11f (重いフライを飛ばすので、大きめの竿が良いと判断しました)⇒正解
・HARDY Ultralite CA DD +Type6のシンキングライン
・18LBのフロロライン(60㎝くらい)
・赤のゾンカー+ガン玉(5㎜くらいの大きめの奴)
これはいろいろ調べた結果、これが良いという話で、用意していきました。実際、川幅は狭く、ロングキャストは必要ありませんでした。しかし、忠類川の名前の通り(忠類川はアイヌ語で速い流れの川という意味です)、流れが速いです。そして、サケは底にいますので、如何に早く沈めるかがポイントです。これができないと、そこにつく前に流れて行ってしまい、釣りになりません。下流の方とお祭りすることもあります。
忠類川はバックが取れるのでオーバーヘッドキャスティングでもよいのですが、風が強いことが多いので、やや危険です。私はその場で覚えたロールキャスティングで対応していました。
さて、釣り場ですが、10月の中旬になると、遡上するサケはぐっと数が減っているようで、管理棟の下流で、たむろしているまだ元気なサケを狙うのが必勝法のようでした。たまに遡上していくサケもいるのですが、ものすごい速さで遡上していくので、釣ることはできないと思いました。F1を見るような速さで、ひゅーんと目の前を通り過ぎていくのを何回も見ています。さて、下流のポイントですが、忠類橋のすぐ上と、その下流の場所、そして、さらに川を2回渡って、下る境界ぎりぎりの場所の3つがポイントだと思いました。この辺りは遡上しようかどうしようか迷っているサケが結構たまっています。たまっていてもゾンビではなく、まだ元気な個体も多いです。1日目は、境界ぎりぎりの場所まで行く勇気がなく、あきらめてました。実は流れが速く、しかも川床はぬるぬるしていて、ものすごく怖いです。体重が軽い人は一人で行くのはたぶん無理です。複数人で、手をつなぎながら行ったほうがいいです。二日目は、勇気を振り絞って、20㎝くらいの歩幅でゆっくり歩き、時間をかけて川を2回わたりました。ものすごい寒いので、防寒もしっかりしたうえで、胸まであるウェーダーがないと難しいです。管理棟からここまでは2-3㎞はあるので、足場の悪いところを重装備で下っていくので、かなり体力が必要です。ただ、そこまでいけば、あたりが頻繁にある場所にたどり着けます。最盛期ではないですが、その分人出が少なく、浅ましい場所取り合戦もなく、初心者でも釣りやすいです。ただ、寒いですし、そこに行くのが大変です。でも、一度サケを釣ってみたい方は今回の方法は良いかもしれません。
さて、キャスティングですが、この時期はシロザケのみですので、流心の底にいます。目の前の流心にキャストし、糸ふけを取りながら、リトリーブせずにあたりを見ます。あたりがあれば合わせて、慎重に引き上げます。サケの口は堅いので、口を使ってもフッキングしないことも多いです。そして、引きは強烈です。よってあたりが多くてもなかなかキャッチできないといった感じです。
岡に上げるのは心がいたいので、水中でフックオフしてリリースしてました。一枚くらい写真を撮ろうかと思っていたのですが、一人で釣りに行くと、なかなか撮影まではできず、寒いので、手袋も外したくないしということで、魚の撮影は無しで終えました。
悔やまれるのは、1匹化け物みたいなサケをかけたのですが、ラインブレイクしてしまいました。最初根がかりかと思っていたら、いきなり走り出し、ものものすごく大きな背中だけ見ました80㎝以上はあったような気がするのですけど、、逃がした魚は大きいですね。
サケ釣りは過酷ですが、遡上するサケはかなり大きくなっているので、釣って楽しいです。憧れの忠類川でサケを釣れたので満足です。でも、来年はもういいかな。来年もまたどこかの川に行くつもりです。